◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(25日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2点をリードした7回1死二塁の4打席目は2番右腕・バードとの対戦になったが、今季10個目の申告敬遠で勝負を避けられて敵地は大ブーイングに包まれた。

 ロッキーズの先発は、今季メジャーデビューした新人右腕のチェース・ドーランダー投手(23)。

23年ドラフト1巡目(全体9位)でテネシー大からロ軍入りし、直球の平均が97・6マイル(約157・1キロ)という剛腕で、大谷とは初対戦だった。初回先頭の1打席目は、カウント2―2からカーブに反応したが遊飛に倒れた。両軍無得点の6回無死一塁の3打席目は3戦連続安打となる左前安打を放ち、マンシーの適時打で生還。降雨のため1時間27分中断した。2点リードの7回1死二塁の4打席目は申告敬遠で勝負を避けられた。

 前日24日(同25日)の敵地・ロッキーズ戦では、3点をリードした6回無死一塁の4打席目に、救援左腕のロリソンから左翼へ2戦連発となる27号2ラン。日米通算300号という節目の一発にもなった。完璧に捉えた打球ではなかったが、標高約1600メートルの高地にあり、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて打球の飛距離が約10%伸びるとされている影響もあってか、打球はぐんぐん伸びていった。

 この日の試合前にはブルペン入りして投球練習。28日(同29日)の敵地・ロイヤルズ戦での登板が濃厚となっており、スプリットや変化球を中心に25球ほど投げて調整した

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