巨人の甲斐拓也捕手(32)が26日、巻き返しを誓った。交流戦は先発マスクの7試合で全敗と苦戦。

「自分がどうこうとかは言っていられない。とにかくもう、やるだけです」と闘志を燃やした。

 鬼気迫る表情でバットを振った。「優勝しか考えてないですし、そこに向けてやっていくだけです」。4月まで打率3割1分6厘と存在感を放ったが、先発で勝利したのは5月30日の中日戦(バンテリンD)が最後。捕手4人制となった6月はスタメンを譲る試合も増えた。

 「捕手は勝って評価される」が信条だけに、白星こそが特効薬になる。育成から日本一の捕手に駆け上がった背番号10。数々の修羅場をくぐり抜けてきた男の逆襲が、ここから始まる。

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