サッカー・ポルトガル代表のFWジョアン・フェリックス(25、ACミラン)が27日、静岡市駿河区谷田の静岡学園高サッカー部グラウンドを訪れた。ブランドアンバサダー契約を結ぶミズノが企画した交流イベントで、リフティングやドリブル、ボール回しなどで選手たちと一緒に軽く汗を流した。

 シュート練習では、後ろ足ヒールでのトラップから矢のような一撃を放ち、GKの位置を見極めての絶妙なループも決めた。間近で見守ったFW上田悠世(3年)は「パワーの使い方、スピードが違う。ループも正確だった」と感激の表情を浮かべた。

 Aチームだけでなく、スターを一目見ようと集まったBチームのメンバーともフェリックスは握手。練習後も列をつくった選手のシャツやスパイク、色紙にサインするなど、気さくな素顔を見せた。静学は全国でも屈指のテクニシャン集団。「評判は聞いていたけれど、うまくて驚いたよ」と笑顔を見せ、「夢をかなえるために努力を続けてほしい。夢は必ずかなうものだと思っている」とエールを送った。(里見 祐司)

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