◆米大リーグ オリオールズ22―8レイズ(27日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 オリオールズの菅野智之投手が27日(日本時間28日)、本拠地でのレイズ戦に先発し、メジャー自己ワーストの5回7失点ながら6勝目(4敗)を挙げた。

 初回を4登板ぶりとなる3者凡退で立ち上がったが、2回に集中打をくらった。

先頭の4番アランダに9号ソロを被弾。1死からJ・ローに5号ソロを打たれた。続くカバジェロを中飛で2死としたが、シンプソンに四球を与えて二盗され、ジャンセンに適時打を打たれて3失点目。ディアスにも安打を許して2死一、二塁からB・ローに右中間へ17号3ランを打たれた。この回だけで5安打3本塁打で6点を失った。

 オ軍打線はその裏にメヨの2点適時二塁打、ウリアスの2点適時打で4点を返した。3回にも1死一、二塁からの盗塁に敵失もからんでさらに1点を返した。

 だが菅野は4回、2死から3者連続安打を許し7点目を奪われた。続投して5回を無失点に抑えると、打線が5回裏にサンチェスの2ランなどで3点を挙げて逆転。菅野は7失点と9安打はともにメジャーワーストながら、6勝目の権利を手にした。日米通じ7失点以上で初めての白星となった。

 オ軍打線は菅野降板後も爆発を続け、21安打22得点の今季最多得点を挙げた。

 中6日の登板は、5勝目を挙げた3日のマリナーズ戦以来、今季4度目。直近3試合は5回を投げきれておらず、マンソリーニ暫定監督は「日本時代と同じような日程(中6日)で調整できる」と配慮され、ローテーションが”後ろ倒し”されていた。集中打にも切らさずマウンドを守った菅野が、打線の大量援護に助けられ、3日のマリナーズ戦以来4登板ぶりとなる白星を手にした。

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