◆米大リーグ ロイヤルズ―ドジャース(27日、米ミズーリ州カンザスシティー=カウフマンスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地・ロイヤルズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、プレーボール直後の1回表先頭の1打席目に、新人左腕のノア・キャメロン投手(25)から、試合をまたいで2打席連続本塁打で2戦連発となる29号先頭弾を放った。さらに1点を追う5回無死一塁の3打席目には右中間へ同点の適時三塁打を放った。

 カウント1ボール、2ストライクから4球目の78・1マイル(約125・7キロ)のチェンジアップを捉えると、打球速度110・4マイル(約177・7キロ)、飛距離429フィート(約131メートル)の特大弾が右翼席へ飛び込んでいった。5年連続となる30号に王手をかけた。

 チーム83試合目での29号。MLB公式のサラ・ラングス記者の「X」(旧ツイッター)の投稿によると、ドジャースの開幕からの83試合で29本塁打を放ったのは、1955年のスナイダーの28本を上回って最多。チーム史上最速ペースで本塁打を量産している。1番打者での83戦29発も1996年のアンダーソン(オリオールズ)の26本を上回って最多となっている。

 さらに球団公式「X」がリポストした「ドジャーインサイダー」によると、1901年以降の前半戦で29本塁打と7三塁打をマークするのは、1921年のベーブ・ルース、1927年のルー・ゲーリッグ、1932年のジミー・フォックスに次ぎ、93年ぶり4人目だという。

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