大阪桐蔭が28日、大阪・大東市のグラウンドで練習を公開した。
投手陣は、ボールの回転数や回転軸の測定器「ラプソード」を設置してブルペン投球を行った。
さらに、直球の回転数は驚異の「2700回転」を計測。プロの平均が1分間で約2200回転とされており、阪神の藤川球児監督が現役時に約2700回転を計測したと言われている。測定や分析を行ったネクストベース社のアナリスト・森本崚太氏は、「僕が今まで測ったプロを含めて何百人の中でも、上位1割なのは間違いないと思う。回転軸が改善されるともっとよくなる、スケール感のある選手です」と説明した。
今春は大阪府大会を制したが、同近畿大会では初戦で東洋大姫路に8回コールド負け。7回から登板した森も、1回1/3を4安打3失点を喫した。「調子もあまりよくなく、対バッターじゃなくて対自分になって気持ちで一歩、引いていた部分があった。ただ、あの試合があったからまた気持ちが入った。バッターに向かって攻め込む、誰が見ても圧倒しているなと思われるようなピッチングがしたい」と森。夏の大阪大会連覇で甲子園出場へ、まずは12日の初戦(2回戦)で港―西野田工科の勝者と戦う。