サッカー元日本代表MF小野伸二さんが28日、元日本代表MFでFC東京で活躍した石川直宏さんとともに、東京・調布市のAGFフィールドで「Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアー for a Sustainable Future supported by 明治安田」を開催し、小学生らとともにパスワークや、ミニゲームなど2時間ほど一緒に汗を流した。

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 今回で28回目の開催となった同イベントは、子どもたちにサッカーを教えるだけでなく、異常気象といった気候変動とサッカーの関係を知り、気候アクションについて理解を深める活動が行われている。

 この日はサッカー教室の前に「サステナクイズ」と題し、温暖化について理解を深める活動が行われた。出題者となった小野さんが「2100年の気温予想、札幌と那覇どっちの方が暑くなっているでしょうか」と問うと、すかさず石川さんが「那覇!」と即答。小学生たちも賛同する中、「正解は札幌。北海道のほうが陸地の面積が広いため」と解答が発表されるとどよめきが沸いた。

 小野さんは子どもたちと気候変動について学び、「どういうことか知るというのが大事。第一歩として一緒に学べたのはよかった」と振り返った。また「サッカーって面白いよねということを気づいてほしい。そういう子たちが増えることを願っている」とサッカー人口拡大も願った。また、石川さんは「学ぶことより体感すること、サッカーの中で環境のことも感じられれば」と振り返った。

 明治安田生命保険相互会社の塩田信行執行役員・ブランド戦略部長は「暑い日でしたが、小野さん、石川さんのプレーを見て子どもたちが目を輝かせて走る姿を見て、こちらまでうれしくなりました。こういった取り組みは継続することが大事」と語った。

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