◆明治安田J1リーグ▽第22節 鹿島1―2岡山(28日・カシマスタジアム)
鹿島は岡山に1―2で敗れ、痛恨の逆転負けを喫した。FW鈴木優磨のゴールで先制しながらも、後半に2点を奪われた。
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勝ち点3が取れたはずのゲームで、0ポイントに終わった。試合後のスタジアムには、一部のサポーターからブーイングが飛び交った。
前節の町田戦(1●2)の反省を生かし、前半は長短織り交ぜたパスで相手を翻弄。足元と裏を巧みに使い分け、試合を支配した。18分にはスルーパスに抜け出した鈴木が難しい角度からサイドネットを揺らし、先制点を奪った。
しかし、後半5分に一瞬の隙を突かれて失点して以降、焦りが見られるようになってしまう。選手間のイメージに齟齬が生まれ始め、受け手と出し手が合わない場面が増えた。すると14分、ベンチからの修正も間に合わず、勝ち越し点を献上。最後は相手GKのスーパーセーブもあり、無念のホイッスルを聞いた。
鬼木達監督は「結果が全て、そういうゲームかなと」と総括。前半の試合内容を評価し「敗戦だからといって、全てをネガティブにとらえることはない」と言いつつ、失点シーンは粘り強さが足りなかったと強調し、悔しさをにじませた。