◆JERA セ・リーグ 巨人5―0DeNA(28日・東京ドーム)
いつもは強気なバウアーが弱音を吐いた。前回完封した巨人打線に5回1/3を7安打5失点と打ち込まれリーグワーストタイの7敗目。
「落胆は過去に何度も経験した。その時はいろいろ取り組んでいく中で先が見えたけど、今はそういうことがまったくない。ちょっと先が見えない」
ショッキングな敗戦を弱々しく振り返った。
制球を乱し、不運にも見舞われた。23年8月30日以来668日ぶりに伊藤とバッテリーを組み、最速155キロを計測も来日最多の6与四球。6回1死満塁では内外野前進守備の中、オコエにナックルカーブを投じた。打球は会心とはいえないゴロとなったが二遊間を抜け、そのまま左中間も転々と抜けるまさかの走者一掃三塁打。「ダブルプレーかなと思ったが、それがスリーベースになってしまった」。マウンドでガックリと肩を落とした。
次回登板について三浦監督は「今後考えていきたい」。大原1軍チーフ投手コーチは「正直未定」と現状白紙であることを明かした。