◆明治安田J1リーグ▽第22節 湘南1―1横浜FM(28日・レモンS)

 最下位の横浜FMが敵地で勝ち点8差の17位湘南と対戦し、1―1で引き分けた。

 大島新監督の初陣となった前試合のFC東京戦は0―3で完敗を喫し、リーグ戦3連敗で最下位と低迷が続く中、今節はJ1残留へ重要な一戦。

アンデルソンロペス、エウベル、ヤンマテウスのブラジル人アタッカートリオが同時先発し、ケガで離脱していたFW宮市が復帰してベンチ入りした。

 横浜FMは立ち上がりからピンチの連続。DFデンのパスミスからゴール前で湘南の平岡にフリーでボールを持たれるが、GK朴がセーブ。直後にもセットプレーの流れから湘南の畑にヘディングシュートを打たれるが、わずかにバーを越えて救われる。

 横浜FMのチャンスは前半26分。エウベルのクロスを天野が頭で合わせるもGKの正面。前半35分にはヤンマテウスがゴール前で左足シュートを放つも、大きく枠から外れる。

 すると前半41分、自陣でボールを奪われると、湘南の小野瀬のクロスを平岡に頭で合わせられて先制点を許した。このまま前半は0―1で折り返した。

 横浜FMに待望のゴールが生まれたのは、後半16分。ロングボールに抜け出したエウベルがGKをかわして右足シュートを押し込み、チームにとってリーグ4戦ぶりのゴールで同点に追いついた。

 後半25分には、DF渡辺泰が負傷交代となり、主将のMF喜田が本職のボランチではなく、センターバックで出場。

同31分には負傷から復帰した宮市をピッチに送り込み、勝負に出る。すると直後に左サイドからクロスを上げ、ロペスがヘディングシュート。惜しくもポストに阻まれるが、勢いは生まれた。

 さらに井上のクロスを宮市が頭で合わせるも捉えきれず。その後も一方的に攻め込んだが、勝ち越し点を奪えなかった。

 試合は1―1で引き分け。連敗を3で止めたが、リーグ戦は4戦未勝利となった。

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