◆明治安田 J1リーグ▽第22節 京都3―1G大阪(28日・サンガスタジアムby KYOCERA)

 連勝を狙ったG大阪だったが、3失点で黒星を喫した。

 試合開始から、激しい球際の攻防が続いた。

G大阪はボールを運ぶ、ロングボールを蹴る、いずれを選択しても、ギア全開でボールを奪いに来る京都を前に、思うように攻撃ができず。FWマルコトゥーリオに、前半だけで2点を奪われて試合を折り返した。

 後半からはDF黒川圭介に代えてDF岸本武流、MF鈴木徳真に代えてネタラビを投入。それでも流れを変えきることはできず、同7分に3点目を失った。同39分には途中出場のFWイッサムジェバリが意地のゴールで1点を返したがそこまで。試合後、アウェー席を埋め尽くしたサポーターからは容赦なくブーイングが浴びせられた。

 ダニエル・ポヤトス監督は「京都が全体的に上回った。この場を借りてサポーターに謝りたい」と、試合後の会見を切り出した。後半開始時の交代の意図については「コントロールされていて、そこを覆す狙いがあったが、出鼻のところで3点目を奪われて難しくなった。ネタを入れてコントロールするところ、相手を押し込んでゴールエリア内で勝負していこうという狙いがあった」と説明。終始、悔しさをにじませた表情で「本当に満足ができない結果ですし、これ以上口を開かない方がいいと自分自身思っている。責任をしっかりと感じながら、起き上がって前に進んでいくしかない」とし、7月5日に待つC大阪との「大阪ダービー」に向けて前を向いた。

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