◆明治安田J1リーグ▽第22節 FC東京―横浜FC(28日・味スタ)
3連敗中の横浜FCは、J1残留を争うFC東京に痛恨の黒星を喫した。1-2で逆転負けして4連敗。
試合後の会見で、横浜FCの四方田修平監督は開口一番、アウェーの中、多く来場したサポーターに向け「すばらしいサポートをしてくれた。本当に申し訳ない」と頭を下げた。
勝てば19位から残留圏の17位へ前進する可能性があっただけに「試合前から選手たちは気合十分だった」という。前半4分は高さのあるFW櫻川ソロモンのヘディング弾で幸先良く先制し、連動した守備で相手にゴールを割らせなかった。後半34分にはPKを許すもGK市川暉記の好セーブで難を逃れた。終盤までしのいで、勝利が近づくムードも漂ったが、同40分に失点を喫した同点に追いつかれた。アディショナルタイムの同59分に再びPKを許し、あっさりと逆転を許した。指揮官は「どっちに転ぶか分からない中、詰めの甘さが出た」とはぎしりした。
J2降格圏の19位に沈むチームは、7月5日の次節は、最下位の横浜FMとホームで対戦する。「変わらなきゃいけないところは当然ある。自分たちの甘さ、足りないところに身を向ける」とイレブンに奮起を促した。