◆米大リーグ ロイヤルズ―ドジャース(28日、米ミズーリ州カンザスシティー=カウフマンスタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日午前5時10分開始予定)、敵地・ロイヤルズ戦のスタメンに「1番・投手」で名を連ねた。中5日で今季3試合目の登板となり、打撃でも3試合連続本塁打を狙う。
16日(同17日)の本拠地・パドレス戦で23年8月以来663日ぶりに投手復帰し、いきなり100・2マイル(約161・3キロ)を計測して1回2安打1失点。22日(同23日)の本拠地・ナショナルズ戦では1回無安打無失点で2三振を奪った。3度目の登板では2イニング目もマウンドに上がる可能性もありそうだ。
打撃も調子が上向いている大谷。直近5試合で4本塁打。26日(同27日)の敵地・ロッキーズ戦の4打席目に右中間へ28号ソロを放つと、前日27日(同28日)の敵地・ロイヤルズ戦では試合をまたいだ2打席連続弾となる29号先頭打者本塁打を放った。現地時間の6月28日に30号を放てば自己最速となる。
前回登板の22日(同23日)には1回の登板を終えると、4打席目に右翼へ3点適時三塁打を放ち、5打席目に左中間へ26号2ラン。登板日の5打点は自己最多だった。今季3度目の登板で初めて敵地での登板となる。
投げ合うロイヤルズ先発は、セス・ルーゴ投手(35)。昨季自己最多16勝を挙げた実績ある右腕だ。
大谷はここまでチームの83試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した2試合を除く81試合に出場。リーグ2位に4本差でトップの29本塁打を放っている。レギュラーシーズン162試合に換算すると、56・6発ペース。前日終了時点で94安打(リーグ2位)、打率2割9分5厘(同8位)、54打点(同11位タイ)、OPS1・045(同1位)、82得点(同1位)をマークしている。投げては2登板で2イニングで、2安打1失点2奪三振で勝敗はない。