◇2025静岡県J4クラブ強化トレーニングマッチ 藤枝1―0磐田(29日・ヤマハ大久保グラウンド)
静岡県内Jクラブによる強化試合が行われ、藤枝MYFCがジュビロ磐田とヤマハ大久保グラウンドで対戦。後半7分にFWディアマンカ・センゴール(24)がゴールを奪い、1―0で3連勝を飾った。
若手選手の強化と県内サッカー活性化を目的にして今月から始まった、J加盟4クラブによる強化試合。ホーム&アウェーの総当たり方式で行う大会で、藤枝が沼津、清水に続いて磐田を倒した。後半7分のゴール前の混戦からセンゴールが蹴り込んで1―0。須藤大輔監督(48)は「どんな相手でも勝つことに意義がある」とうなずいた。
ただ、追加点を奪えなかったことには「反省点」と厳しかった。磐田は後半途中からユース組や大学生が半数を占め、藤枝は完全に主導権を握ったが、FW陣がチャンスで決め切れなかった。
中盤でパスを回して攻撃を組み立てたMF梶川諒太(36)も「若い選手が成長するいい機会」と大会の趣旨に賛成。それだけに「決めるところで決めないと」と苦言も。本番に近い雰囲気で実戦を重ねることで、強くなることを期待していた。(里見 祐司)
〇…敗れた磐田だが今月加入したタイ人FWポラメート・アーウィライ(26)=写真=が実戦デビュー。同じく新加入で、28日の仙台戦で途中出場したDFヤン・ファンデンベルフ(30)とともに先発した。シュートを打つ機会はなかったが、前線から激しくボールを追う献身的な姿勢を見せ、後半途中まで出場。