J1東京VのFW木村勇大が30日、川崎市内のヴェルディグラウンドで行われたJFLクリアソン新宿との練習試合(1△1)でゴールを決めた。

 0―1で迎えた後半14分。

シャドー(トップ下の位置)に入ったFW川崎修平のふわりとした縦パスに反応して抜け出すと、相手DFをかわして、右足でシュートを放ち、ゴール右に決めた。気温30度超の暑さだったが、1トップでフル出場した木村は「体のキレがいい」とうなずいた。

 得点した場面以外にも、川崎やボランチのMF食野壮磨の積極的な縦への配球から抜け出す場面も多く「今日のメンバーは縦への意識が強く、動きがいがあった」と納得した表情をみせた。

 前日29日の川崎戦でチームは1―0で勝利したが、自身はベンチ外で、リーグ戦では2月26日の町田戦以来の出場機会なしに終わった。開口一番「勝ってよかった」とチームの勝利を喜んだが、「もちろん悔しい気持ちもある。それをどうパワーに変えるか」と反骨心をみせた背番号10。2連勝を狙う敵地・名古屋戦(7月5日・豊田ス)でゴールを奪うために、練習からアピールを続けていく。

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