◆大相撲 ▽名古屋場所8日目(20日、IGアリーナ)

 関脇・霧島(音羽山)は1敗で首位を守った。平幕・阿武剋(阿武松)の押しやはたきに耐えて反撃。

16秒4の熱戦の末に押し出した。土俵に押し出した後に熱くなったのか相手をじっと見つめたが、「体が動いている。よかった」。八角理事長(元横綱・北勝海)は「霧島は下の力士にこういう相撲を取らせてはダメだ。まわしを取って攻めないと。余裕もなかった。無駄に長い相撲になった。早い相撲だよ。圧力が不足している」と発破をかけた。

 土俵入り前には周囲の連携ミスで化粧まわしがないことが発覚し、慌てて部屋に連絡。直前まで十両・大青山の化粧まわしを借用する予定だったがギリギリで間に合った。冷や汗をかいたが上位戦へ「楽しんでやる」と意気込んだ。

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