◆JERA セ・リーグ 巨人1―2阪神(20日・東京ドーム)
不完全燃焼の63球を悔やんだ。先発の赤星が2戦連続5回を投げきれず、4回3安打2失点で7敗目。
自力V消滅の翌日で、負ければ阪神戦シーズン負け越しが決まる一戦。気持ちを入れてマウンドに上がったが、2回2死から小幡に先制ソロを被弾。逆球のカーブを右翼席に運ばれると、4回も1死満塁から再び小幡に右犠飛を許した。今季、対右の被本塁打が2に対して左は7。捕手・小林の要求通りに球を操れなかった。
前半戦白星締めはならなかったが、既に自己最多6勝。4年目で初のシーズン100回(101)に7月時点で到達した。チーム1位の山崎(109)に次ぐイニング消化数で、疲労とも戦う日々だが「先発で試合をつくっていかないといけない」と言い訳はせず。「そういうチームに勝っていかないと。これから抑えていけるよう頑張ります」と11差で追う虎の背中を見つめた。