20日の小倉5R・2歳新馬(芝1800メートル)は、G1・4勝馬クロノジェネシスの初子ベレシート(牡、栗東・斉藤崇厩舎、父エピファネイア)が鮮やかに差し切った。
スタートでワンテンポ遅れ、その後も横に跳ねるしぐさ。
拍手と歓声が湧き立つ場内で、母の主戦だった北村友は「クロノジェネシスの子供に乗せていただいてありがたいですし、うれしい。感謝の気持ちでレースに臨みました。とにかく勝ち切ってくれてうれしい」と感無量の表情。斉藤崇調教師は「持っているものはいいですが、難しさもあるので、うまくやっていきたい。お母さんみたいですね」と2頭を重ね、ほほ笑んだ。
母と同じく、夏の小倉最終週、1800メートルでのデビュー勝ちを決めた。鞍上は「直線も遊びながらでしたし、まだ全然能力は出し切っていません」と伸びしろを強調。ここから、新時代をつくっていく。