株式会社ポケモン、よみうりランド、読売新聞東京本社は22日、よみうりランド遊園地(東京・稲城市、川崎市)内に、ポケットモンスターをテーマにしたエンターテインメント施設「ポケパーク カントー」を2026年春に開業すると発表した。
関東地方の多摩丘陵に広がるよみうりランドの一角に約2・6ヘクタールの広さで誕生する同施設は、多くのポケモンたちと出会い、イベントを一緒に楽しめる初の常設施設。
森のエリア「ポケモンフォレスト」は全長約500メートル。段差のある道や草むら、トンネルや山道など多彩な地形が広がり、四季折々の自然のなかでポケモンの生態をじっくり観察できる。
街のエリア「カヤツリタウン」では、グッズ満載のポケモントレーナーズマーケットをはじめ、ポケモンセンターやフレンドリィショップなど世界中のトレーナーとポケモンが集結。2つのアトラクションも堪能できる。
株式会社ポケモンの増田順一チーフ・クリエイティブ・フェローはこの日、ポケモン公式YouTubeチャンネルで「みんなが集まって楽しめる場所を作りたい。ポケモンがいつもいて、人とポケモンが一緒に楽しめるような空間を作りたい。その想いからポケモンが実在する世界を作ろうと動き出しました」とコメント。「ポケモンたちが森の中で暮らしている。その中に入っていく。瞳を輝かせて群れで遊んでいるポケモンたち。ポケモン同士で何をしているのか想像を膨らませてポケモンがいる世界を体験してほしい。
チケットは今年秋頃から順次発売開始予定。開業日やチケットの購入方法などは、決まり次第お知らせするとしている。
1996年に発売されたポケモン最初のビデオゲーム「ポケットモンスター 赤・緑」は「カントー地方」が舞台で、「ポケパーク カントー」という施設名の由来になっている。運営は2023年に3社で設立した「合同会社ポケパーク・カントー」が担う。
読売グループとポケモン社の関わりは深く、09年には読売新聞で「ポケモンといっしょにおぼえよう! ことわざ大百科」の朝刊連載をスタート。将棋界最高峰のタイトル「竜王」の名を冠したポケモンバトルの大会「ポケモン竜王戦」も実施してきた。