J2山形がJ2藤枝のMF榎本啓吾(25)の獲得に動いていることが23日、分かった。複数のJリーグ関係者が明らかにした。
榎本は千葉出身でJ2千葉の下部組織、東海学園大を経て22年に藤枝入りした。ドリブルの能力を高く評価され、1年目から日本代表MF久保藤次郎(26)=J1柏=と共にウィングバックの主力を担い、34試合4得点。チームのJ2初昇格に大きく貢献した。23年もJ2で41試合2得点と不動の主力に成長。昨季からは背番号10を託されるなど、クラブもさらなる飛躍を期待していた。
今季はここまで出場5試合にとどまり、先発も5月6日の仙台戦のみ。山形は昨季4位でプレーオフに進出するも、今季は16位に低迷している。6月には監督交代に踏み切り、昨季磐田を率いた横内昭展監督(57)が指揮を執っている。巻き返しに向け榎本をリストアップ。確かな実力を持つサイドアタッカーを加え、浮上を図る構えだ。