◆大相撲名古屋場所14日目(26日・IGアリーナ)

 東前頭筆頭・安青錦(安治川)は、新入幕の同14枚目・草野(伊勢ケ浜)に寄り切られ、3敗に後退した。低い姿勢で向かったが、左の出し投げで崩され、右からすくわれると土俵を割った。

昨年の夏場所、幕下40枚目で同場所、幕下最下位格付け出しでデビューした草野に負けていたが、この日も敗戦となった。

 安青錦は2日目に新横綱・大の里(二所ノ関)、6日目には小結・高安(田子ノ浦)に敗れたが、その他は、レスリング仕込みの低い姿勢を決して崩さず、内無双を繰り出すなど、四つになってからも相手を揺さぶる相撲を見せ、抜群の安定感を見せていた。だが、この日は暗転。千秋楽に初優勝をかけることになった。

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