女優の大竹しのぶが26日放送のTBS系「人生最高レストラン」(土曜・午後11時半)に出演。大親友だった歌舞伎俳優への思いを明かした。

 番組内で大竹は東京・白金のイタリア料理店を紹介。実はここ、歌舞伎俳優の故・中村勘三郎さん(2012没)が「7月24日に手術をする前にみんなで集まってお食事をしたレストラン」と説明。そして「あしたから病院だから最後にみんなでごはんを食べようととなって。で、まあそこからおうちに帰れなかったのですけど、でも毎年その日にはみんなで集まって今ももごはんを食べているお店です」と伝えた。

 大竹が20歳、勘三郎さんが22歳の時に舞台「若きハイデルベルヒ」(1977年)で共演し出会った2人。その後ドラマなどでも一緒になり家族ぐるみで仲良くなったそう。

 MCの加藤浩次は「勘三郎さんって、やっぱりすごかったですか?」と質問。大竹は「『遊園地のように若い人が歌舞伎ってこんなに面白いんだっていう風に楽しんでもらえる所を作りたいんだ』って」と勘三郎さんの情熱を語った。そして「私も最初に見た時に号泣して、彼と同じ時期に一緒に生きていられて良かった。お客様を大切にする人でした。だから私も彼が(舞台を)見に来た時、彼に恥ずかしくない芝居をしなくちゃって常に思っていた」と語った。

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