◆卓球◇ノジマTリーグ(27日、東京・国立代々木第二体育館)

 8季目となる2025―26年シーズンの女子が開幕し、昨季のレギュラーシーズン(RS)1位の日本ペイントから13歳の村松心菜がデビューを果たした。

 日本生命との2試合目。

世界ランク最高11位の范思埼(中国)との一戦でTリーグデビュー。「中学1年生」とコールされるとどよめきが起こるなか、いきなり7連続得点を挙げるとファンの心をわしづかみ。挑む姿勢で何度も会場が沸かせ、第1ゲームを11―3で奪った。

 その後は、緩急を織り交ぜた范の巧みなプレーに翻弄されながらも必死に食らいついた。1―3で敗れたとはいえ、堂々としたプレーに会場からは割れんばかりの拍手がわき、笑顔で応えていた。村松は「中学生らしく元気にできたのは良かった。試合入る前も緊張していましたが、やっていくうちにどんどん慣れてきて自分のプレーができたところは良かった。(今後は)勝つことも大事だけど人間性もしっかりしていきたい」とはにかんだ。

 東京都出身で、今年、大阪・四天王寺中に進学した。現在、夏休み中とはいえ、「練習ばかりなので、やりたいことはたくさんあるんですけど卓球中心で頑張っていきたい」と初々しく話した。

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