◆第73回クイーンS・G3(8月3日、札幌競馬場・芝1800メートル)

 夏の札幌開催は2週目に突入。札幌の最高気温が35度に達する日があるなど、1週目は本州と変わらない暑さにまいってしまった。

今週はおいしいお酒が飲めるように頑張りたい。

 ビヨンドザヴァレー(牝5歳、栗東・橋口慎介厩舎、父イスラボニータ)の反撃に期待する。前走のヴィクトリアマイルこそ15着に敗れたが、スタート後に押して位置を取って勝ちにいく競馬。さすがに最後は失速したが、それでも着差は勝ったアスコリピチェーノから0秒8しかない。

 今回は放牧を挟んで、函館競馬場で調整されている。酒井助手は「環境が合っているみたいで、力んだ感じもありません。前走はキンキンの仕上がりだったので、今回の方が精神的にゆとりがあります」と函館の水も合うようだ。

 1週前追い切りに乗った菱田騎手も「ひと追いごとに、順調に上向いています」と感触も良く、仕上がりは上々。ターコイズS2着、中山牝馬S4着、阪神牝馬S4着と勝ち負けする力は持っている。スムーズに立ち回れば重賞勝利が見えてくる。(山下 優)

編集部おすすめ