女優の富田靖子が27日、都内で舞台「母と暮らせば」の上映会&トークショーに出席し、同作で共演した松下洸平の結婚を祝福した。

 18年の初演から3度にわたって親子役として共演した富田は、結婚発表に「お母さん、びっくりです」と笑顔。

「末永く幸せに、そしてまた舞台で一緒にお芝居して新たな松下洸平さんを体感したい。いろんな顔を見せていただいて、私はそれをこっそり吸収したいなと思ってます」と再会を心待ちにした。

 共に登壇した劇団「こまつ座」の井上麻矢氏から、松下が富田に結婚を直接報告するつもりだったことを伝えられると「多分、忘れてますね」と苦笑い。それでも、「『おめでとう、幸せに』と連絡したいです」と声を弾ませていた。

 同作は2015年に映画が公開され、日本アカデミー賞優秀作品賞などを受賞。長崎の原爆投下で被爆死し、亡霊となって母の前に現れる大学生を描いている。

 舞台版は18年に初上演され、息子・浩二を松下が、母・伸子を富田が演じた。戦争の歴史を後世に伝えるべく、21、24年にも再演された。今年は戦後80年の節目であることから、「こまつ座」が戦争に関する作品を交えながらトークショーを開催した。

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