◆第73回クイーン・G3(8月3日、札幌競馬場・芝1800メートル)

 紫苑Sを勝利して以来、勝ち星から遠ざかっているクリスマスパレード(牝4歳、美浦・加藤士津八厩舎、父キタサンブラック)だが、初の洋芝で再び輝きを取り戻す可能性は十分ある。

 紫苑S以降は秋華賞5着、中山金杯4着、中山牝馬S3着と掲示板を確保する走りを見せていたが、前走のヴィクトリアマイルで9着と大きく着順を落とした。

キャリア初のマイル戦がG1だったうえ、勝ち馬と0秒5差なら上々の結果ともいえるが、上がりの速さが求められる東京より、やや時計がかかる芝の方が合う印象が強い。加藤士調教師も「舞台はこの馬に合うイメージ」と話しており、開幕2週目の芝でいつも通りにある程度のポジションを取れれば、復活劇が見られそうだ。(石行 佑介)

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