27日の新潟3R・2歳新馬戦(芝1600メートル)は23年皐月賞馬ソールオリエンスの半妹フィロステファニ(栗東・中内田厩舎)がデビュー戦を白星で飾った。

 2番人気に支持されたエピファネイア産駒はスタートを五分に出たが、道中は中団でリズム重視。

直線で大外に持ち出されると、上がり最速32秒6の末脚を繰り出し、2着馬との競り合いを首差制した。

 26日に続き2日連続で新馬戦を勝利したキングは「勝つことはできたが、スタート、折り合い、しまいの脚と、まだ競馬のことが分かっていないところが多かった」と成長途上の印象を口にした。それでも良血らしい素材の良さは感じており、「これから自然と学んでいくだろうし、能力は高いので、競馬を覚えればさらにステップアップできる」と今後に期待した。

 管理する中内田調教師は先々も見据えてレースに臨んでいた。「馬群で競馬をしてほしいと話をしていましたが、いい教育ができたレースでした」と納得の表情。次走は未定で「距離適性もこれから探っていきますが、牝馬ですし、まずは1600メートルをしっかり走ってくれれば」と見通しを明かした。(西山 智昭)

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