◆第25回アイビスサマーダッシュ・G3(8月3日、新潟競馬場・直線芝1000メートル)

 前走の安達太良Sで約2年5か月ぶりとなる白星を挙げ、オープン初勝利を飾ったカルロヴェローチェ(セン5歳、栗東・須貝尚介厩舎、父シルバーステート)が引き続き好気配だ。2023年NHKマイルCで5着に入った実力馬だが、その後は能力を出し切れず。

4走前の室町S後に去勢し、明け3戦目で一変した。黒田助手は「前走は返し馬やゲート裏でも落ち着いていた。去勢した効果が出ていると思う」と精神面の改善を実感している。

 7月24日の1週前追い切りは間隔を考慮し全体時計を抑えての調整だったが、坂路を59秒9―12秒7で軽快に駆け上がった。「中2週と間隔は詰まるが、前走前と雰囲気は変わらない。いい状態をキープできている。乗っていて安定感があってブレがない。すごく能力を感じる」と同助手は重賞初Vに向け力を込めた。

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