なにわ男子が28日、横浜アリーナで全国ツアー「BON BON VOYAGE」(9都市43公演)の神奈川公演6日目を迎えた。最新アルバム収録曲を中心に全30曲を披露。
初のドーム公演がサプライズで発表された瞬間、1万5000人のなにふぁむ(ファンの呼称)の大歓声と、メンバー7人の喜びの声が重なった。
「ヤッター」「キャー」。最年長の藤原丈一郎(29)は目に涙を浮かべ、「メッチャうれしいわ」とポツリ。西畑大吾(28)は涙を流し「皆様に、もっともっと恩返しができるように」と重ねた。
4年前にデビュー発表した“なにわの日”。当時と同じ会場で初のドーム公演が決まった。しかも、“ふるさと”の大阪では5日間連続で京セラドームに立つ。
道枝駿佑(23)は「ここからどんどん、どんどん、もっと大きな会場でできるように」とニッコリ。西畑が「何人か予言者がいるね。うちわに『ドーム』と書いてくれて」とファンに突っ込むなど、幸福感あふれる時間が流れた。
この日は代表曲「初心LOVE(うぶらぶ)」や、9月3日発売の新曲「アシンメトリー」「Black Nightmare」まで全30曲を歌唱。大人っぽく歌声を響かせたかと思えば、アイドル全開のスマイルを浮かべた。
「念願」のフライングにも初挑戦した。7人乗りの自転車など4種のフライングを披露。西畑が「毎年リハーサルで『フライングできないですか?』と言ってきて。(ツアーの)コンセプトである『冒険』に合っている」と言えば、道枝も「特に(7人で円を描く)サークルフライングは、事務所の先輩方がやってきた伝統で憧れだった」と語り、華麗に宙を舞った。
デビュー発表から4年。歴史と成長を感じさせるパフォーマンスで魅了した。1月のドーム公演で5周年のスタートダッシュを決める。(田中 雄己)
大橋和也「感謝、感激。皆様がいるからこそ、いろいろな発表ができる。ドームが決まった時、みんなで『よっしゃー』と声をあげた。
高橋恭平「デビュー発表の時に、爆泣きして。あれ以来泣いていないんですけど、今日は丈くんの涙を見て、右見たら大吾も…。涙が引っ込みました(笑)。みんなで目指す場所だったのでうれしい」
大西流星「結成の時から『夢』として言ってきて、『夢』のイメージが強かったけど、皆さんの期待や愛を受け取り、使命のような感覚になって。一歩一歩皆さんと進んでいる感じが好きです」
西畑大吾「我々、なにわ男子はドームツアーが決定しました。4年前にサプライズでCDデビューを発表させて頂いて、ちょうど4年後にドームを発表できること、改めてファンの方々に感謝したい」
道枝駿佑「(ドーム公演が決まり)うれしかった。憧れの場所で、いつか自分たちだけで立ちたかった。しかも京セラ5日間、東京ドーム2日間という…たくさんやらせて頂けるのは皆さんのおかげ」
長尾謙杜「ドーム公演で5周年の良いスタートができるなと思います。着々と皆さんと進んで行けているのがうれしいなと感じています。これからも、僕たちとの冒険を楽しみにしていただけたら」
藤原丈一郎「グループを組んで(SUPER)EIGHTさんのバックに付いて。大倉(忠義)くんから『いずれかは、7人でドームに立てよ』と言われて。新たな1ページを、また皆さんと共有したい」