◇競泳 世界選手権第3日(29日、シンガポール)
男子50メートル平泳ぎ予選が行われ、初出場の谷口卓(GSTR―GP)が、26秒65の日本新記録をマークした。8組1位でタッチし、全体2位で上位16人による準決勝に進出した。
谷口は、100メートルでも準決勝に進出。今大会に向けては、代表権を獲得した3月の選考会後、26秒91の日本記録をマークしていた。世界の大舞台で、自己ベストを0秒26更新。レース後のインタビューでは「狙い通り、思い描いた通りに泳げた。若手が勢いをチームに持ってきてくれているので、僕も気持ちは若いですけど。僕もかっこいいところを見せないといけないと思った。気負わず、予選と同じように。うれしいけど、喜び切れない。そこまで大きくない僕でも、日本人選手が50メートル種目で世界で戦っている姿を見てもらいたい」と意気込んでいた。