◇卓球▽世界ツアー、コンテンダー・ブエノスアイレス 最終日(27日、アルゼンチン)
女子シングルス決勝で、世界ランク7位の17歳・張本美和(木下グループ)が同13位の鄭怡静(台湾)を4―2で下して、今季3勝目を飾った。21歳の大藤(おおどう)沙月(ミキハウス)と組んだ女子ダブルスでも決勝で、佐藤瞳、横井咲桜組を破っており、単複2冠を達成した。
昨季のTリーグで2敗していた台湾エースの鄭に対し、第1ゲーム(S)、レシーブエースで初得点し、5―3からコースをついたレシーブで相手を揺さぶり、フォアの強打を浴びせた。11―4で取ると、第2Gも連取した。第3G、第4Gは鄭の反撃に遭い、ゲームカウント2―2に追いつかれた。
それでも第5G中盤、サーブ3球目の強打で得点するなど、7―7から3連続得点。ゲームカウントのラリーから得意のバックドライブをストレートに決めた。流れを取り戻した3―2の第6Gは、1―2から6連続得点。最後もレシーブエースで勝負を決めて、笑顔で両拳を握りしめた。シングルスでは、3月のWTTスターコンテンダー・チェンナイ、4月のコンテンダー・チュニスに続く、今季3勝目となった。
男子ダブルスでは浜田一輝、小林広夢組が初優勝を飾った。