◆第25回アイビスサマーダッシュ・G3(8月3日、新潟競馬場・直線芝1000メートル)
サマースプリントシリーズ第3戦、第25回アイビスSD・G3(8月3日、新潟)でコラソンビートが復活Vを狙っている。
再び歯車がかみ合い始めた4歳牝馬のコラソンビートが、真夏の新潟千直で復活を遂げようとしている。
京王杯2歳Sを2歳コースレコードで快勝。順風満帆に思えた2歳時だったが、桜花賞からは6戦連続で2ケタ着順と低迷した。ところが1200メートル初投入の前走で3着と突如としてスランプ脱出の光が差し込んだ。「早い段階から(横山)武史は短いところが良さそうと言っていたし、一生懸命に走る馬なので、自分もそのように思ってはいた。前走の津村からは千直への進言もあった」。
“千直”へ陣営の一致する好感触に加え、舞台となる新潟はダリア賞を快勝した実績もある。さらにトレーナーは続ける。「今年の前半はトモ(後肢)が良くなかったけど、状態が良くなってきたことに、距離を短くしたことがマッチしたと思う」。ここへ来て状態が戻って来たことも感じている。
暑熱対策初週の新潟は“夏に強い”と言われる牝馬が、関屋記念のカナテープをはじめ16勝(うち牝馬限定4勝)。今年で25回目となる同レースも牝馬が通算17勝を挙げ、20年以降は5連勝中と牡馬を圧倒している。「牝馬が勝っているというのもプラスですね」と指揮官。今年の電撃重賞も快速娘が真っ先にゴールへ飛び込む。