◆マリーゴールド「Marigold Burning Desire 2025」(29日、新宿FACE)観衆387(満員)

 マリーゴールドは29日、新宿FACEで「Maold Burning Desire 2025」を開催した。

 メインイベントでスーパーフライ級王者・岩谷麻優がベストボディジャパンプロレスの山中絵里奈と2度目の防衛戦を行った。

 試合は、ヨガの世界大会への出場経験があり、豊島区要町でヨガスタジオを経営するなど驚異的な柔軟性と体幹を持つ山中が場外のダイビングボディーアタックではまるで鳥のように羽ばたき岩谷を圧殺するなど主導権を握った。

 リング上でも雪崩式ブレーンバスターなどで攻めまくりカウント2・9まで何度も追い込んだ。それでも王者は、信じられないほどの耐久力ですべてを跳ね返し最後は、必殺のムーンサルト・プレスで山中を沈めた。

 試合後、満員の観衆へ「スーパーフライのベルト防衛しました!」と絶叫。リング下の山中へ「正直、どんな選手か分からなくて、正直、なめてました。あなたの技を受けて、受けて…その上でスンナリ勝っちゃおうと思ってたんですけど、思ったより受けすぎて危うく負けちゃうところでした。山中絵里奈、面白いね!これから何回でも何回でも何回でもこのベルト挑戦してきてください」とメッセージを送り「なめてたんだけど、いいライバルになりそうだな。楽しみです」と今後の対戦に意欲を見せた。館内は「エリナ様コール」に包まれると王者は「勝ったの、岩谷麻優だから!」とクギを刺し持ち前の負けん気の強さをアピールした。

 バックステージでも山中について「試合する前は、誰ですか?ヨガの先生?…そのぐらいのイメージしかなかった。あんまり強いイメージとかなくて。でもチャンピオンとしてあの人の技をすべて受けた上で一発で勝ってやろうと思ってたんですけど、マジで返す前にダメージがデカ過ぎて負けそうになりそうでした。

危なかった」と薄氷の防衛だったことを振り返り「どんな相手でも油断したら本当に危ないんだなって今日の山中絵里奈との戦いで学ばさせていただきました。これからは受けて受けてとかではなくて、攻めて攻めてて…そういう戦いをしていかなきゃいけないって感じました」と戒めていた。

 一方、敗れたが試合内容で岩谷、そしてファンの心をつかんだ山中は「白いベルトも赤いベルトも諦める気はない。まだまだ、ここでかなえたいドリーム、私にもあるから。引き続きマリーゴールドさんお世話になります」とワールド王座、UN王座を狙っていくことを宣言した。

 ◆7・29新宿全成績

 ▼スーパーフライ級選手権試合 15分1本勝負

○王者・岩谷麻優(13分15秒 ムーンサルト・プレス→片エビ固め)挑戦者・山中絵里奈●

 ▼DREAM*STAR GP2025前哨戦 8人タッグマッチ 20分1本勝負

林下詩美、天麗皇希、ビクトリア弓月、山岡聖怜(20分00秒 時間切れ引き分け)桜井麻衣、青野未来、田中きずな、ちゃんよた

 ▼シングルマッチ 15分1本勝負

○後藤智香(9分42秒 GCS→片エビ固め)勇気みなみ●

 ▼タッグマッチ 15分1本勝負

野崎渚、○瀬戸レア(12分19秒、リバース・ウイング・ホールド)MIRAI、山﨑裕花●

 

 ▼タッグマッチ 15分1本勝負

○松井珠紗、CHIAKI(11分48秒 ジャンピング・ニーリフト→片エビ固め)石川奈青、メガトン●

 ▼3WAYマッチ 15分1本勝負

○南小桃(4分55秒 コモクラッチ)橘渚●

※もう1人は、ハミングバード

編集部おすすめ