日本相撲協会は30日、IGアリーナで大相撲秋場所(9月14日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開いた。新十両昇進力士は朝白龍、石崎改め朝翠龍(ともに高砂)、旭海雄(大島)、西ノ龍(境川)に決まった。
朝白龍は幕下3枚目で全勝優勝を飾った。石崎は今場所幕下2枚目で6勝1敗だった。兄は朝紅龍(高砂)で、王鵬・夢道鵬兄弟に次ぐ24組目の兄弟関取となった。朝白龍は「うれしい」。朝翠龍は「初心を忘れないようにしたい」と笑顔を見せた。同親方は「3人ともあがってほしかった。うれしい」と話した。
◇朝乃山広暉(あさのやま・ひろき)本名・石橋広暉。1994年3月1日、富山市生まれ。31歳。
◇朝白龍太郎(あさはくりゅう・たろう)本名・ラグチャー。
◇朝翠龍 涼馬(あさすいりゅう・りょうま)本名・石崎涼馬。2000年8月9日、大阪・四條畷市生まれ。兄は幕内・朝紅龍。得意は押し。172センチ、113キロ。
◇大関昇進後の朝乃山
▽21年5月 夏場所11日目に日本相撲協会のガイドライン違反が報じられた。
▽同6月 臨時理事会で6場所出場停止と6か月の報酬減額50パーセントの処分を決定。
▽同9月 秋場所で大関から関脇に転落。翌22年の春場所で幕下に転落し、関取の座を失う。17年初場所以来の幕下。
▽22年7月 西三段目22枚目で418日ぶりに土俵へ復帰し、白星。
▽23年1月 初場所を6場所ぶりの関取で十両V。
▽同5月 夏場所で再入幕。
▽24年5月 夏場所で返り三役も全休。
▽同7月 東前頭12枚目だった名古屋場所4日目の一山本戦で、左膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがを負い休場。