英国のインターナショナルS・G1(8月20日、ヨーク競馬場・芝2050メートル)で海外G1・2勝目を目指すダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎、父エピファネイア)が7月30日、滋賀・栗東の坂路で追い切りを行い、51秒4―11秒9をマークした。

 僚馬のハウリングウィンド(牡3歳、父ブリックスアンドモルタル)を追走する形だったが、楽に馬体を並べ、あっさりと突き放した。

全体の51秒4は今までで3番目に速い時計で、ラスト1ハロンでは初めて12秒台を切った。

 今まではコースで負荷をかけることが多かったが、安田調教師は「(コースなら)左回りで追い切りたいというのがありましたし、(今回は)距離も短縮するので坂路で前進気勢が強くなっても悪くないかな、というのがありました」と意図を説明。その上で元々、坂路で動くタイプではないとしながら、「思ったより上手になってきました。求めていた走り方に近づいているかなと思います」と満足そうに振り返った。

 今後は来月3日にCWコースで半マイルの最終追い切りを行う予定。5日に成田国際空港から出発する予定になっている。

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