吉本新喜劇の高井俊彦が30日、自身の50回目の誕生日にあたる8月27日に大阪・NGKで芸歴30周年と生誕50周年を記念する「高井俊彦新喜劇」を開催すると大阪・ミナミの吉本興業本社で発表した。

 島田珠代、西川忠志、森田まりこら新喜劇座員のほか、「僕という芸人を形成した」(高井)とリスペクトする先輩の原西孝幸(FUJIWARA)、白川悟実(テンダラー)も出演。

そして元相方の中川貴志もゲストとして名を連ねる。

 高井は1995年、NSCに15期生として入学し、同期の中川と漫才コンビ「ランディーズ」を結成。2000年代初頭に、ロザン、キングコングとともにイケメン芸人ユニット「WEST SIDE」の一員としてアイドル級の人気を誇った。07年に吉本新喜劇に加入すると、以降はピンでの仕事が増加。10年頃からコンビとしての活動はなくなり、17年に解散した。20年11月にNGKで開催された白川の生誕50周年単独ライブで、中川と一夜限りのコンビ復活を果たしたが、以降5年にわたって一緒に仕事をすることもなかったという。

 それでも5年ぶりのランディーズ“再々結成”に至った理由はシンプルだ。「みんなに聞いたら『たーちん(中川)との漫才を聞きたい』と」とファンや芸人仲間から待望論が沸き起こっていたというのだ。「でも昔のままやるのもアレやし。カッチリした漫才ではなく、新喜劇の中でやるようなイメージかな」と“劇中漫才”のような形を取ることになりそうだ。

 NGKでは本公演のチケット価格が5000円(1階席)。イベント公演はそれより安価な場合が多いが、「高井俊彦新喜劇」は強気のS席5000円。

それでも「S席は即完売。1階席(4500円)も埋まって、2階席(3500円)しか空いてへん」(高井)と、歌って踊って芝居して、漫才まで披露するイベントへの期待感は高まるばかりだ。ただし、ランディーズ時代に培った鼻から五寸クギを入れる大道芸は「(3月のイベントで)ホンマにお客さんがひいて、誰ひとり笑わへんかった」ことから封印するという。

 また高井は8月11日、夏休み恒例企画の親子で笑って遊べる「しんきげきといっしょ」をYES―THEATER(吉本新喜劇セカンドシアター)で開催する。

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