史上最多の芝G1・9勝を挙げたアーモンドアイの2番子で、8月3日の新潟での新馬戦(芝1600メートル)でデビュー予定のプロメサアルムンド(牡2歳、美浦・国枝厩舎)が30日、美浦・Wコースでの最終追い切りでルメールと初コンタクトを取った。

 外オブシディアーナ(3歳未勝利)を2馬身追走する形から、6ハロン83秒0―11秒6の馬なりで余裕たっぷりに併入に持ち込み、上々の動きを披露した。

母の主戦も務めた鞍上は「走り方は軽かったし、きれいだった。いい手応えでした。新馬戦はマイルですけど、モーリス産駒でも2000メートルまでいけそう」と期待と好感触に笑みを浮かべた。

 なにげないしぐさなどにも偉大な母譲りな一面をのぞかせた。「メンタルや態度はアーモンドアイと一緒。馬場入り前のダクで物見したりするところがそうだけど、追い切りを始めてからはすごく真面目」とルメール。気持ちのオンとオフの切り替えがはっきりしていて、乗りやすい面にも共通点を感じていた。わざわざ名手が美浦までこの一頭のために駆けつけただけあって、注目度は高まるばかりだ。(坂本 達洋)

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