空手の若手姉弟が期待を集めている。「カラテドリームフェスティバル2025全国大会」(19、20日)でそろって連覇した新極真会・東京豊島支部所属の星芽里(めいり)さん(18)と椋太さん(14)だ。
空手歴はともに10年。多い時は週7回道場に通い、才能を開花させた。芽里さんは、昨年に続いて高校生女子・形の部を連覇し「ホッとした」。来年は体重無差別の世界選手権(2027年開催)の代表入りも懸かっており「過酷な試合になるけど、必ず世界大会に出る」と早くも意気込む。今大会で中学3年男子・組手の部を制した椋太さんは「自分の実力を証明できてよかった」とうなずいた。
道着を脱げば「(俳優の)山崎賢人さんが好きな高3です」と笑う芽里さん。来春の大学進学後は欧米への留学を視野に入れ「日本文化や空手の素晴らしさを世界に広めたい」。中学でサッカー部主将も務めた椋太さんの憧れはC・ロナウドで「ストイックさが好き」と自らを重ねた。
「姉が頑張れば僕も頑張ろうと思えて10年間切磋琢磨(せっさたくま)できた」と椋太さん。その名の通り、空手界で輝く“星”になる。