一般社団法人日本調教師会から栗東市への図書寄贈式が7月31日、栗東市役所で行われた。寄贈された本は漫画で小学生向けの「馬のトレーナーのひみつ」が203冊と「馬のトレーナーという仕事」が147冊で計350冊。

式には同会関西支部で安全衛生委員長を務める高橋義忠調教師が出席し、受け取った栗東市の竹村健市長が感謝状を渡した。

 竹村市長は式後の懇談の中で、2032年の完成を目標に栗東ホースパークの建設計画が進んでいることを明かした。場所は栗東トレセンと栗東インターの間にあり、大きさは甲子園球場2・5個分の10ヘクタール。引退競走馬を約30頭けい養する予定で、竹村市長は「引退競走馬を活用した公園。セカンドキャリアにも寄与します」と説明する。JRAから約14・6億円の助成金も出ている。

 また、食事をしたり、ショッピングできるスペースも作れるよう、民間企業からの参入を募集。すでに12社からの参入希望の声が届いており、同市長は「自信を持っているところでございます」と手応えをにじませた。

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