◆プロボクシング▽東日本新人王ライト級(61・2キロ以下)準々決勝4回戦 ●山口聖矢―小原健人〇(31日、東京・後楽園ホール)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=の幼なじみで元Jリーガーの山口聖矢(31)=大橋=が、小原健人(28)=Reason押上=に0―3の判定で敗れ、東日本新人王トーナメント準々決勝敗退となった。
リングサイド最前列の井上から「右当てていくぞ」「そこからワンツーつなげろ」「相手をもっと見ろ」などと指示が飛んだ。
試合後は「最初から見過ぎた。ダウンしてからは吹っ切れたが、最初からもっと行っておけば、(結果も)変わっていたかな」と振り返った。井上と父・真吾トレーナー(53)の指示は、「試合中もインターバルの時も聞こえていた」という。
「まだ続けはするので、また来年、出られるチャンスがあるなら。三度目の正直じゃないが、何かの形は残したいので」と3度目の新人王挑戦にも意欲を見せた。
井上とは幼稚園年少組の時からの幼なじみ。18年シーズンでJ3のSC相模原を退団。井上にすすめられ、22年にボクシングに転向し、23年8月にプロデビューした。
井上は9月14日にWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=との防衛戦を控えており「尚弥も試合があるんで、付き合えることはしっかり付き合いたい」とサポートを誓った。
戦績は山口が4勝(2KO)2敗、小原が5勝(1KO)3敗1分け。