バスケットボールB1レバンガ北海道は7月31日、札幌市内で新シーズンの契約選手の会見を行った。B1越谷から新加入したPG/SGの市場脩斗(22)は「ルーキーと思わせない活躍をしたい」と抱負を語った。
昨季は特別指定選手として19試合に出場した越谷では司令塔役も務め、「ドライブやパスは通用した。得意の3点シュートの確率をもっと上げたい」とさらなる成長に意欲。レバンガ入団の理由に伸びしろがあるチームに魅力を感じたことを挙げ、「自分の力を最大限発揮できると思う」と今季からヘッドコーチに返り咲いたトーステン・ロイブル氏(53)の下での奮闘を約束した。
身長184センチという待望の大型ガードだが、桜井良太GM(42)は「身長は登録より実際に会ったら大きいという珍しいタイプの逆サバを読んでいて…」と紹介。現在は187センチで市場は「最近、伸びてきて」と逆サバの理由を明確にしなかったが、今季はチームの方針で“正直”に登録。チーム全体のサイズを押し上げることにも貢献する。
レバンガとの縁も明かした。小学6年時に父の仕事の関係で、当時現役だった折茂武彦社長(55)から「脩斗くんへ」と書いたサイン入りTシャツをもらった。励ましの品物を贈ってくれたレジェンドとともに上位進出へ力を合わせることになった。
名前の「しゅうと」はバスケ選手だった父に名付けられた。市場は「圧倒的な得点力を目指し、Bリーグを代表する選手になりたい」とコート上を夢とともに走る。(飯塚 康博)
〇…北見市出身のPG/SG菊地広人(23)が、新加入したSG富永啓生(24)への対抗心を見せた。
〇…長崎から移籍した2メートルの長身PF木林優(23)がA代表入りの夢を語った。「チームのCS出場は目標だし、個人的には日本代表に入りたい」今月20日まで台湾で開催されていた「ウィリアム・ジョーンズカップ」の若手主体の日本代表で参加。左足首を負傷し出番は少なかったが、「体が強い外国人選手とプレーできるのは日本にないもの」と収穫を口にした。チームでは定位置をめぐり、外国籍選手と厳しく争うことになる。
〇…桜井GMが今季のチーム編成に及第点を付けた。主将のドワイト・ラモス(26)ら外国籍を含む7選手が残留し、富永を始め、6選手が新たに名を連ねた。「自信がある。しっかり得点を取れる新加入の選手を(複数)取れたので、相手に的を絞らせないチームになった」。