女子プロレス「マリーゴールド」の最強で最高の女子レスラーを決める真夏のリーグ戦「ドリーム・スターGP」が2日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で開幕する。

 2回目を迎える今年は、16選手が参加。

8選手ずつが「ドリームリーグ」と「スターリーグ」に分かれ、リーグ戦を行い9・14後楽園ホールで各リーグ1位同士による優勝決定戦を行う。

 公式戦は、15分1本勝負。得点は勝ち点が1、負けは0、あらゆる引き分けは1。優勝決定戦進出に際し勝ち点が同点の場合は、公式戦の結果で決まる。優勝戦は時間無制限1本勝負となる。

 参加選手は以下の通り。

 ◆ドリームリーグ

林下詩美

岩谷麻優

天麗皇希

ビクトリア弓月

山岡聖怜

CHIAKI

瀬戸レア

Maria

 ◆スターリーグ

桜井麻衣

青野未来

MIRAI

後藤智香

田中きずな

松井珠紗

野崎渚

ちゃんよた

 7月31日に都内で全選手が記者会見。スターリーグにエントリーされたMIRAIは、優勝を宣言した後に会見を生配信している視聴者へ「見てくださるみなさん。みなさんにお願いがあるんですけど」と切り出し、こんなメッセージを届けた。

 「今のプロレス見ていると、SNSでやり合って、その答え合わせみたいな試合の見方しかないな?みたいな…そういう見方が主流になっているなと思うので。もっと自由に対戦カードを見て『この試合はこうなるじゃないか?』とか予想とか想像とかをもっとみなさんがして楽しんでいただきたい。もっと自由にプロレスを楽しんでいただきたいなと思うし、これは個人差あると思うんですけど、『よかったね』っていっぱい言われるよりも、『よかったね』も『悪かったね』も言ってほしい、自分は。

だからもっと自由にいろんな意見を伝えてほしいなと思います。そういう見方をこのドリーム・スターGP、みなさんにしてほしいなと思います」

 会見後に真意を尋ねると「言った通りなんですけど、SNSがあってそこからの答え合わせみたいな見方しかないから…もっと昔、SNSがまだそんなに普及してなかったからっていうのもあるんですけど、もっと自由に『こことここが戦ったらこうなるんじゃないか?』とかもっとワクワクした自由な気持ちでプロレスを楽しんでいた気がするんですけど、今は答え合わせみたいな見方しかしないから想像力的なものを持って試合を見てもらった方が自由に楽しめると思う」と明かした。

 さらに「自分の試合を見てくださる方は『いい』も『悪い』も言ってほしいし、その中で『いい』って言わせる自信はあるんで自由にプロレスを見てほしいんです」と繰り返し訴えていた。

 ロッシー小川代表は、MIRAIが明かしたSNSへの思いに「SNSはみんな言いたい放題言うんで気にしてもしょうがないし。本人たちは気になるだろうし、だけど、そういう時代なんで。それを真に受けてたら生活できないですよ。受け流していかないと」と受け止めた。

 さらに「そういう時代だからこそ情報の上書きは明らかなんです。プロレスでいくらいい試合やったって全部上書きされてます。1日経てば忘れられちゃう。そういう時代になっちゃって。それはしょうがないんで。

選手は大変ですよ。毎回、毎回それ以上のことを超えていかなきゃいけないんで。本当は、昨日いい試合をやったら1週間くらい語り合いたいけど、次の日から違う情報、違う情報出さざるを得ない。それは昔と違うんで消耗品にならないようにしなきゃいけない」と明かしていた。

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