◇競泳 世界選手権 第6日(1日、シンガポール)

 女子800メートル自由形予選が行われ、オープンウォーター(OWS)との“二刀流”に挑む梶本一花(枚方SS)が、8分27秒51の全体8位。上位8人による決勝進出を果たした。

 梶本は今大会、OWSでも代表入りし、五輪種目の10キロで8位入賞、5キロは3位銅メダル。新種目の3キロノックアウトスプリントは、金メダルに輝いた。主戦場をプールに移し、400Mと1500Mでは決勝進出を逃していたが、最後の800Mで滑り込み。OWSと競泳で入賞という快挙に大きく前進した。

 7月16日の女子10キロから始まったこの大会、ここまで泳いだ全6レースの距離は計20・7キロ。1500Mでは、自己ベスト更新など気を吐いている。予選レース後には「最後になるかもしれないと言う思いを持ちながら、全部出し切るんだという気持ちで泳いだ。人生で一番濃い3週間だったと思うし、ずっとギリギリの状態、何度も折れそうになりながらも頑張れたのは応援の力があったから」と支えに感謝。決勝レースに向けては「泣いても笑っても最後の一本。必ずベストを更新して終わりたい」と、力強く語った。

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