◆札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会(1日、札幌宮の森ジャンプ競技場=HS100メートル、K点90メートル)
女子で、伊藤有希(土屋ホーム)は、204・8点で4位。今夏の大会3戦目で初めて表彰台を逃した。
風がめまぐるしく変わる中、1回目94メートルとK点を越える好飛躍を見せたものの、2回目は82メートルと飛距離を伸ばせず順位を落とした。伊藤は「取り組んでいることには手応えを感じているけど、なかなか確率が上がらない」ともどかしそうだった。
26年ミラノ・コルティナ五輪シーズンが開幕し、初戦だった24日のサマージャンプ朝日大会で優勝し、2戦目のサンピラー国体記念サマー大会は3位。長く高梨沙羅と女子の二枚看板を背負ってきたが「開幕3戦で毎回、優勝者が違う。男子のように今の女子は誰が勝つか分からないレベルになっていると思うので、そういう意味では見ている方にも楽しんでもらえると思うし、選手も誰でもチャンスがある状態なので、モチベーションも上がってくると思う。私ものんきなことが言ってられないんですが、こういう女子ジャンプのチームの中で高めあっていくことが、女子のレベルだったり、さらに底上げになるんじゃないかな」と女子ジャンプ界の底上げを歓迎した。