◆競泳 世界選手権 第6日(1日、シンガポール)

 男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、昨夏のパリ五輪6位の渡辺一平(トヨタ自動車)が2分7秒70で銀メダルを獲得した。第4レーンを泳ぎ、前半100メートルは7番手でターンとやや遅れる展開に。

その後は徐々に浮上。2番手で残り50メートルを迎えると、粘りの泳ぎで表彰台をキープした。予選は全体2位、準決勝は全体1位と絶好調で臨んでいた今大会。銅メダルだった2017、19年大会以来のメダルを獲得した。

 世界記録保持者の覃海洋(中国)が2分7秒41で優勝。3位は2分7秒73でカスパー・コルボー(オランダ)が入る大混戦となった。初出場の深沢大和(東急)は2分9秒21で6位だった。

 ◆渡辺 一平(わたなべ・いっぺい)1997年3月18日、大分・津久見市生まれ。28歳。2014年南京ユースオリンピック男子200メートル平泳ぎで優勝。16年リオ五輪で同種目五輪記録、翌年1月の東京都選手権では2分6秒67の世界記録(当時)を樹立。同種目で19年の日本選手権で初優勝、世界選手権で2大会連続の銅メダル。

2大会ぶり代表の24年パリ五輪は200メートル平泳ぎで6位。193センチ、88キロ。

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