8月2日の中京2R・2歳新馬(牝馬限定、芝1600メートル=7頭立て)で単勝1番人気のコニーアイランド(牝、栗東・中内田充正厩舎、父コントレイル)が直線で抜け出し、1馬身半差をつける完勝でデビュー戦を飾った。本馬は2023年の3冠牝馬に輝いたリバティアイランドの半妹で、鞍上は母の主戦だった川田将雅騎手=栗東・フリー=。

勝ち時計は1分35秒4(良)。

 発馬こそダッシュがつかなかったが、道中で位置を押し上げ、中団追走から直線へ。ラスト1ハロン過ぎから川田騎手の右ステッキが入ると先頭に立ち、抜け出した後も余力十分に加速が鈍ることもなかった。

 川田騎手は「返し馬ではお姉さんによく似ているところもあったので思い出しました。ただ、この馬はこの馬なので、コニーアイランドとして、応援してもらえればと思います」と偉大な姉を思い出しつつ、レースを振り返った。

 姉リバティアイランドのデビュー戦は新潟ではあったが、同じ2歳夏のマイル戦で、上がり3ハロン31秒4と驚異の末脚を繰り出しての完勝。その姉は香港で行われた今年のクイーエリザベス2世Cで競走中止となり、予後不良と診断された。偉大な姉を持つ妹も見事にデビューVを果たしたかたちで、今後の動向に注目が集まりそうだ。

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