8月2日の新潟4R・2歳新馬(芝1800メートル=13頭立て)は、3番人気のアートバーゼル(牝、美浦・宮田敬介厩舎、父エピファネイア)が、デビュー戦を白星で飾った。21年のホープフルSを制したキラーアビリティを叔父に持つ良血馬。

勝ち時計は1分47秒8(良)。

 うまくスタートを決めて、そのまま流れに乗って好位に取りついた。道中で後続が前へ動いてきても我慢して、4角4番手から直線を向くと、上がり最速33秒0の伸び脚を披露。最後は2着のパントルナイーフに1馬身半差をつけて押し切った。

 戸崎圭太騎手は「2週前(追い切り)に乗った時より馬は弾んでいて、良くなっていると感じました。内容は良かったです。追ってから良かったし、道中もリズム良くいけました。楽しみです」と、汗をぬぐった。

 宮田調教師は「この子がすごいのはやるごとに上がってくるというか、すごくタフな馬で、先週にハードな調教をしたんですけど、もう一段上がって今週を迎えられました。ジョッキーには『2週前とは別馬だよ』と話をして、しっかりスタートを決めて、ペースが緩いなかでも折り合っていましたし、内容も優秀な勝ち方でした。楽しみです」と笑顔を浮かべた。今後については「今日は1800メートルの距離でもったので、マイルでも中距離でも大丈夫なんじゃないかなと思います。

何とかクラシックに向かっていけるように、秋もいい結果を出したいですね」と語った。

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