バレーボール女子日本代表が2日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで世界選手権(22日開幕、タイ)に向けた取材会を実施した。
ネーションズリーグ決勝大会(7月27日閉幕、ポーランド)では準決勝でブラジル、3位決定戦でポーランドの強豪に惜敗し、昨年の銀メダルに続く2大会連続の表彰台はならなかったが、28年ロサンゼルス五輪に向けた新体制で、4位に入り感触はつかんだ。
大会期間中に収集したデータで効果的なトスを数値化。ベストセッター部門で1位になった関菜々巳(アルシーツィオ)は「メダルが獲得できなかったことはすごく悔しいですが、大会を通して言えば、チームとしても個人としてもいろいろな収穫がありました。自信になる大会だったなと思っています」。15年ぶりのメダル獲得、51年ぶりの優勝を目指す世界選手権へ、「もっともっと伸びしろっていう風に思います。もっと良くなったチームを世界選手権で、皆さんの前でお披露目できたらと思います」と笑顔で意気込んだ。
2025~26年シーズンに、所属する大同生命SVリーグの姫路からドイツ・ブンデスリーガ1部の「ドレスナーSC」にレンタル移籍すると1日に発表した秋本美空は、シニアの日本代表デビュー戦を終え、リラックスした表情で取材対応。世界選手権でのさらなる活躍を見据え、「戦ったことがない相手と戦う試合もあると思うんですけど、そこで恐れずに、ちゃんと思いっきりアグレッシブに攻めていきます」と決意を込めた。