◆札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会(2日、札幌大倉山ジャンプ競技場=HS137メートル、K点123メートル)

 ラージヒル(LH)で行われ、男子成年で小林朔太郎(雪印メグミルク)が、2回合計288・5点で、2日の札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会に続き、2連勝を果たした。

 ジャンプ台が替わっても、強さは変わらない。

2日は宮の森でノーマルヒル(HS100メートル)だったが、この日はLHの大倉山が舞台。1回目に138・5メートルで2位につけると、2回目はしっかり風をとらえ、グンと飛距離を伸ばしてヒルサイズを大きく越えて143メートルまでぶっ飛んで逆転。しっかりジャンプ台に対応する技術の高さをみせつけて勝利をつかんだ。小林は「1回目は細かいミスが出たけど、それを2回目でしっかり改善できて、飛距離が伸びて優勝に結びついたかな。内容的には2本目は納得できる内容だったかな。ただ、それを1回目から出してないと世界という高い壁とは戦えないなという1つの反省点が今回はある」と、さらなる高みを見つめる。

 26年ミラノ・コルティナ五輪シーズンで結果を出し続けている。小林は「丁寧なジャンプをするっていうなかにも、攻める姿勢だったり、挑戦という部分も含めてうまくかみ合ってきているかなというふうに思います」と話す。

 3日は北京五輪ノーマルヒル金メダリストの小林陵侑(チームROY)も出場する。「しっかり自分のジャンプを出して、楽しい試合にできるように明日も頑張りたいと思う」と気持ちを引き締めた。

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