◆自動車レース ▽スーパーGT第4戦「FUJI GT SPRINT RACE」 第1日(2日、富士スピードウェイ=1周4・563キロ)

 自動車レースのスーパーGT第4戦が2日、静岡・富士スピードウェイ(1周4・563キロ)で行われた。

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 大魔神が“今季初勝利”を挙げた。

終盤までもつれたGT300(35週)は、日米通算381セーブを誇る名投手・佐々木主浩氏が総監督を務めるDステーションが逃げ切った。

 中盤以降は1~3位が三つどもえ状態となり、最終的に2位グッドスマイルとの差はわずか0・785秒。佐々木総監督は「よく粘ってくれました」と大きくうなずいた。

 スプリント戦特有のレース展開に佐々木氏は「トップに立ってからゴールまで長く感じました」と苦笑いで振り返ったが、C・ファグが相手の猛追を振り切った。英国出身の25歳は「(あしたは)半袖と短パンでのんびり見るよ」と上機嫌に笑い、3日に行われるクラス別50分レースを同僚の藤井誠暢に託した。

 ◆佐々木 主浩(ささき・かづひろ)1968年2月22日、宮城県生まれ。57歳。東北高―東北福祉大を経て89年ドラフト1位で大洋(現DeNA)入団。95年から4年連続最多セーブをマーク。98年MVP&正力賞受賞。00年にマリナーズにFA移籍し新人王。04年横浜に復帰し、翌05年現役引退。

17年にDステーション総監督に就任。

 ◆第4戦富士GTスプリントレース 2、3日の各日に公式練習、予選、決勝を開催。2日はGT500、GT300両クラスが混走で35周。3日はGT500、GT300のクラス別50分2レース。いずれもドライバー交代、タイヤ交換、燃料補給、サクセスウェートなしのスプリント戦。ポイントはポールポジション1点が0・5点など、通常の半分が付与。各チーム片方のドライバーが獲得したポイントはもう一方のドライバーにも加算する。

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